月刊ワタナベイビーの話。とか。

 

でこぼこブログをご覧の皆さま、
ごきげんよう。
どんでございます。

 

 

2020年11月から兵庫県三木市のコミュニティFM「エフエムみっきぃ」で
放送再開することが決まった「でこぼこレディオショー」。

初回放送を2週間後に控え、
「そろそろ番組収録してエフエム三木さんに納品しようかね~」とか
ゆるゆる考えつつ「月刊ワタナベイビー」の到着を心待ちにしている11月8日です。

でこぼこはいつも「月刊ワタナベイビー」の長さに合わせて
番組本編の長さを調整するスタイルなので
基本的には「月刊ベイビー」が届いてから収録するのが通例となっている訳です。

 

 

で、その「月刊ワタナベイビー」とはなんぞやという話ですが。

 

 

これは2016年4月に始まった
「でこぼこレディオショー」唯一の、
名物レギュラーコーナーです。

「月刊ワタナベイビー」というコーナー名がついたのは2016年4月の放送からですが、
ワタナベイビーさんの音声初登場は2015年12月の放送で、
そこから毎月かかさずご出演頂いてるので、実際は2015年12月スタートともいえます。
実質5周年です。おお~。

 

 

「ワタナベイビー」というのは、もちろん
ホフディランのワタナベイビーさんです。

 

1996年7月3日、シングル「スマイル」でデビュー。
新型コロナウイルスが猛威を振るい世界中で「とんでもないこと」が起きた今年2020年、
女優・森七菜さんの歌うカバーVer.がCMをきっかけに話題となり、
約25年の時を経て、ふたたび注目を集めることとなった稀代の名曲「スマイル」。
この曲を産み出したのが、ホフディラン・ワタナベイビーさんです。

ポジティブでシニカル。
POPでロックでパンクでサイケでフォークでロックでPOPでPOP。
とどのつまりはPOP。
来年デビュー25周年を迎える、
ワタナベイビーと小宮山雄飛からなる日本を代表するPOPデュオ
それが「ホフディラン」です。

 

 

問題は、そんなホフディランのGt.Vo.ワタナベイビーさんが
なにゆえこの「でこぼこレディオショー」でレギュラーコーナーを持っているのか…
なぜに播磨のコミュニティFMで毎月ワタナベイビーの声が聴けるのか…ということですが、
これは話すと長い。

がんばって出来るだけ短く説明いたしますと
「ひょんなことからそういう事になりました」ということです。
ひょんなことから5年間一度も休まず毎月ホフやベイビーさんの近況を
ベイビーさんの一人喋りでお届けしている訳です。
水没したガラケーに変わり雄飛さんにプレゼントしてもらったというスマホで収録した音声を
毎月送って頂いて、「でこぼこレディオショー」の中(おもに番組後半)で放送しています。

ベイビーさん一人でも十分豪華なのですが、ごく稀に
相方の雄飛さんをはじめベイビーさんのお仲間の豪華ゲストが急に登場したり、
ベイビーさんのお子さんまで登場したりする、サプライズ盛り沢山の人気コーナーです。

 

私自身このコーナーを通じて出会えた音楽が沢山あるのはもちろんですが、
ベイビーさんとの交流を通じて得ることができたのは
音楽やミュージシャンや多くのリスナーとの出会いに留まらず、
ラジオの楽しさや仕事の楽しさ…「やりがい」や「生きがい」の大切さ、
「楽しむこと」の苦労やそれをも超える中毒性(?)など…
言葉に表せるものからうまく表せないものまで、
本当に多くを学び得ることが出来ました。

 

この縁がきっかけで、昨年10月には念願の
「姫路でワタナベイビーワンマンライブ」も実現し、
今年6月にはついにホフディラン初の姫路公演が実現するはずでしたが、
コロナで中止。
コロナ禍のどさくさに紛れて「でこぼこレディオショー」も突然の放送終了。
長年お世話になったベイビーさんになんの恩返しもできぬまま、
応援してくれたリスナーの皆さまになんのご挨拶も出来ぬまま、
最終回すら放送できずに終わりました。

で、
「このまま終われる訳が無いやろが~い。」ってことで
今回の復活へとつながっていく訳です。

言ってしまえば、
6年間も番組を続けられたことや、
そしてまた復活させようと思えたことは、
全て「月刊ワタナベイビー」のおかげなのです。

と、こう書くと…それはそれは濃密な内容の…
アーティスティック~でプロフェッショナル~なコーナーを思い浮かべる方も
いらっしゃるかもしれませんが(いないかもしれませんが)、

そこはご安心ください。
でこぼこ同様に月刊ワタナベイビーも基本「激ゆる」です。笑

ただそのゆるゆるとしたリラックストークや、
その中にも垣間見えるベイビーさんの高いプロ意識や、
豪華ゲストとの「オンエアーなのにオフ感強め」の仲良しトーク等々、
ちょっと他では聴けない特殊な魅力が詰まったコーナーです。

この「月刊ワタナベイビー」もありがたいことに無事復活が決まり、
今月からはエフエムみっきぃでベイビーさんの声が流れます。
もしあなたのお知り合いに「兵庫県三木市在住のホフディランファン」がいるならば、
今すぐ「エフエムみっきぃでベイビーのコーナー始まるよ!」と教えてあげて下さい。

初回放送は11月21日(土)24:00~25:00。
エフエムみっきぃのHPからPCでもスマホでもお聴き頂けます。
よろしくお願いいたします。

 

 

 

そしてここから余談です。
でももうすでに長いねブログ。
今日これ長いので、休み休み読んでくださいね。
途中で読むのやめても怒りませんのでね。

 

 

さて。

2015年の姫路サウンドトポロジーで知り合ってから、
ベイビーさんには本当にお世話になり続けてきました。

口約束だけで5年間も自分の番組にレギュラー出演して頂いている時点で
すでに信じられないぐらいありがたいことなのですが、
そこにゲストが来たとき、ベイビーさんは必ずゲストの方に
「姫路」の話を振ってくれていました。
これがいつも、凄くすご~く嬉しかったのです。

姫路のラジオ局で放送していたので
当然リスナーや局に配慮して姫路の話をしてくれていた部分もあると思いますが、
それ以上に、私が、ベイビーさんとの交流がきっかけで
ラジオが楽しくなってきたことや、地元姫路が好きになってきたこと、
ラジオを通じて地元の音楽シーンに貢献したいと思うようになったことを
ベイビーさんには何度か話していたので、
その想いにベイビーさんは共感し協力してくれているんだと強く感じていました。

そして沢山のゲストミュージシャンが、他では質問されることすらなかったであろう
「姫路の印象」や「姫路の想い出」をたっぷり語ってくれました。

それは番組の中だけに留まらず、プライベートやライブの現場でも
ベイビーさんは姫路でライブを終えた方々に積極的に姫路の話をしてくださっていました。

「増子さん、姫路の歓迎喜んでたよ~」とか「チャボさんにどんちゃんのこと話しておいたよ~」とか
目玉が飛び出るほどうれしい話をサラッと報告してくれて、
その度に私のモチベーションは天高く昇りつめ宇宙へと飛び出していたのでした。

そんなベイビーさんの「無償の姫路愛」の最たる例が、
昨年10月26日の姫路ワンマンでした。
大阪や神戸に比べて音楽イベントの開催頻度も集客率も低い姫路(悲しき事実)での
ワンマンライブ開催は、ベイビーさんとしても挑戦だったのではないかと思います。
この日のライブは完売にはなりませんでしたが、本当に夢のように楽しい時間で、
私も「楽しすぎて号泣する」という人生初の非常に貴重な体験をしました。

当日はベイビーさんや主催イベンターのLANTARO MUSIC谷口さんだけでなく、
バンドメンバーの田中貴さん(サニーデイ・サービス)やオータコージさん(曽我部恵一BAND etc)、
そして全国各地から駆け付けてくれたお客さん達にまで暖かい言葉を沢山かけていただき、
「こんなことがあっていいのかね!?」と思うほど幸せな1日でした。

そして、いつか必ず姫路でもチケット完売させる!という新たな目標ができ、
その目標は今も自分のモチベーションを支えてくれています。

 

 

とまあこのように、
ベイビーさんへの感謝を語り出すとキリがない訳ですが…

それだけ感謝しているベイビーさんに、
突然の番組終了を報告する時は本当に申し訳なくて、
情けない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいでした。

ベイビーさんには番組終了の可能性が見えた段階でいちはやく報告しました。
すでに預かっていた音源の放送日が近付いており、
それを放送できない可能性が髙かったためです。
(実際放送できませんでした)

メールで現状を報告するとベイビーさんは
「僕の事はいいけど、どんちゃんは大丈夫?」と言い、
「局の看板があろうとなかろうと関係ない。」
「姫路は引き続きどんちゃんに任せます。」と言ってくれました。

今でもこの時いちはやくベイビーさんに連絡した自分を褒めたいぐらい、
この時のベイビーさんの言葉やサラッとした反応が
自分に大きな推進力を与えてくれました。

自分を成長させてくれた大好きな放送局を離れることや
ディレクターという職を失う事が、怖くなくなりました。
自分で思っているよりも案外、失うものは少ないのかもしれない…と感じました。

その想いが確信に変わるまではそれなりに時間を要しましたが、
それでも、ベイビーさんの言葉が自分の可能性を感じさせてくれたおかげで
気落ちしたり塞ぎ込むヒマも無く、即座に前向きに動き出すことが出来ました。

その結果、思っていたよりずっと早く番組を再開することが出来ました。

 

こちらの都合で勝手に終わらせたコーナーを
またこちらの都合で再開したいだなんて…
そんなムシのいい話が許されるのだろうか……
いやでも、ベイビーさんは許してくれる気がするっ♪(失礼)

…という、少しの不安と大きな甘えからくる期待を胸に
番組再開の報告とコーナー再開の依頼をベイビーさんに送ると
「もちろんやるよ~」と無事に快諾して頂きました。泣

 

放送局を離れることで、
これまでの努力が全て無駄になるのではないか…とも思っていましたが、
そうしないために、Twitter等でも「退職の知らせ」とともに
特になんの計画もアテも無い時から「再開の意志表明」をしておきました。

すると、ベイビーさん以外にも、
かつてお世話になったバンドの方々から新曲やライブのお知らせが届いたり、
リスナーさんやフォロワーさんから励ましの言葉を頂いたり、
もちろんFMゲンキの仲間達からも沢山のエールを頂きました。

いくら感謝しても足りないぐらい、
言いすぎてむしろ嘘っぽく感じるくらい(笑)
心から感謝いたしております。

 

みなさんのおかげで今回私はたまたま目に見える形で
自分のこれまでの努力の成果を感じる事が出来ましたが、
今回のこの経験を通じてなんとなく分かったことは、
目に見えなくても、自分で気が付いてなくても、自分が望んだ形と違っていたとしても、
基本的に、努力が無駄になることは無い・・・・というか、
「自分のしたことが勝手に消えることは無い」という事です。

良いことも悪いことも、活かすか殺すか忘れるか忘れられるか
自分次第で相手次第でどうにでもなるんだろうけど、
ただ一つ、無かったことにだけはならない。
そう感じました。

私としては、一度きりの短い人生なので、
良いことも悪いことも基本的には忘れたくないし、
どんな経験も出来るだけなんらかの形で少しでも
プラスの方に活かしていきたいものだな~と思う今日この頃です。

 

 

 

・・・・・え~っと、なんの話だっけ。

 

 

なんせ
「月刊ワタナベイビー復活嬉しいよ~。」
「ベイビーさん、皆さん、ありがとうございます~。」
「ラジオ聴いてね~。フ~♪」と、いう話でした。

 

まとめると3行で済む話を長々と失礼いたしました。

皆さまお疲れさまでした。

 

次こそ番組概要をまとめるぞ。

次回は10行以内で終わるブログを目指します。

 

ではまた。
どん。

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